どこへでもついてくるしなんでもマネしてみちゃう1歳児、それならば
わりとマイペースにいろんなことを獲得している我が家の1歳児も、誕生日をむかえる少し前から、しっかり後追いをしてみたり、意味のありそうな単語をはなしてみたり、人のまねっこをしているのがわかるようになってきました。
このまねっこのことを小児の発達的に「模倣」というそうなのですが、本当によく見ているなと感心するばかり。
電話をもってあいづちを打ってみたり、ヘアブラシで髪をとかすような仕草をしてみたり、大人のつけているぼうしやマフラーをつけようとしてみたり。
しまいにゃ大きいクッションにゴロリと横になることまで、まねされています。
後追いもまた面白く。
普段わたしがトイレに行きたいときは、「トイレ行ってくるね」と声をかけていくことが多いのですが、すると、「ままー!ままー!ままー!」と叫びながらかわいいハイハイでバタバタと近づいてくる音が聞こえてきます。
ついてきたときのために、(もちろん安全な環境で)トイレまでの動線とさらにトイレのドアは半開きにしているのですが用を足しているときにひょっこりとドアからのぞかれるのはたまりません!
一方おむつなし育児の進達はというと、うんともすんとも言わない(ように見えた)低月齢時代に比べ、かなりコミュニケーションがとりやすくなってきているので、わかりやすい反面、いまだおまるであったりトイレであったりと場所を指定されるようなことがあればよっぽどドンピシャのタイミングでないと強い意志を持って、あんたはつっぱり棒か??というくらいまっすぐになってしまいとても座っていただけるような状態ではありません。
そんな風にいやいやする理由は当然、いわゆる「自我」があるからなのですが、ただ単に「自我がでてきたからね〜〜」で終わらせるのではなく、ご本人の気持ち、その自我の内容をすっかり大人になってしまった私が少し想像してみるに、
「今はここですわるよりもしなければいけないことがある!」
「もよおしているけど、ここでは、この格好ではしたくない!」
だったり。(つかまりたちができるようになると赤ちゃんは立ちションを好む傾向にある)
はたまた、
「なに?ここ。こわい不安」
というものもあるかもしれません。
それは自宅のトイレに対しても場合によってはそうなんですが、特に外出先のトイレでは。
最近のお手洗いって、全自動タイプのものが多くて、入るやいなやあらゆる動きや音が作動しはじめますね。昔からありますが、風で手を乾かす機械の音も子どもは怖がることが多いです。
初めての場所というだけでも赤ちゃんにとっては刺激的なのに、その上聞きなれない音満載の個室に連れ込まれたら
「え?何がおこるの?」
とややパニック状態かなと。少なくとも我が家の1歳児はそんな表情をしています。
そんな状況でズボンをとっておしっこを促しても当然イヤイヤとするのです。
そこでぜひやってみてほしいのが、《ママが最初にやってみせる》ということ。
野生動物の世界でも同じで、まずは親がやってみせ、という場面を何度かテレビ番組で見たことがあります。
また、「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」という日本の言葉もありますね。
子は親の姿を見ていますので、まずはあなたがトイレに座り、用を足して「あ〜〜すっきり!」というところを見せてあげると、子どもは安心するかもしれません。
我が家は、最近外出先ではそのように対応しておりますが、
これがいまのところかなり有効。
それでもそっくりかえって拒否するときは、もう本当に出ない合図。
さっさと切り上げます。
ちなみに、おむつなし育児とトイレトレーニングの違いは、ここにあり。
「トイレで排泄することが目的ではない」ため、嫌なら終わり。
うちでは、「今絶対おしっこたまっているでしょ・・・」という時にイヤイヤするときは、下をすっぽんぽんにしておきます。
すると、しばらくして好きな場所でおしっこしています。。笑
これをよしとするかしないかは、それぞれのご家庭の考えと環境次第ですが、おまるでしない、トイレでしない、ということに落ち込む必要は全くございません。
なにはともあれ、これからおむつなし育児、もしくはトイレトレーニングをしようというみなさんは、ぜひ一度トイレをオープンスペースにしてみることをおすすめします。
まねっこで好奇心旺盛な子どもたちは、興味を持ってくれるかもしれません。