多分みんな知ってる、我が子の排泄サイン。おむつなし育児を軌道に乗せるために。
おむつなし育児がどういったものかや方法などというのはネットなり本なりですぐに調べることができると思います。
しかし実際にはじめてみると、何事も本通り、情報通りにはいかないのが育児です。
「言われた通りに、読んだ通りにならない!」
と、きーっとなったりやたらに不安がったりするのではなく、それが我が子の個性であり自分たち親子のスタイルとしてわたしたちだけのおむつなし育児、いやもはやわたしたちだけの「育児」を構築していくことが、楽しく子育てをするためのきっかけになるとおもいます。
さておむつなし育児といえば、いわゆる「排泄のサイン」を見極めることができると大変やりやすくなるのではないかな、と常々思っていますが、これこそもっとも個人差があるのではないでしょうか。
月齢があがり自我が芽生えるとより一層。
一般的に排泄のサインは、すべてではないですが以下のようなものがあると言われています。
- 泣く(出たから泣くのではなく、したいから泣く!)
- 授乳中に乳首を離す
- おならをする
- 体に力を入れる
- じっとみる
- 抱っこ・おんぶされている時に突然もぞもぞする、のけぞる
- つばをぶーぶーと出す
など。
こうしてみると
「あぁなるほど、わかりやすい!」
と感じるのですが、相手も生きた人間です。
残念ながら雑念だらけの大人の私には届かなかったサインを発したのか、スリングの中でおしっこしてお腹がおしっこまみれになったり、「おいおいあなた今おしっこ出てますよ」と言いたくなるくらい、つたい歩きをしながらナチュラルに排尿したり。排尿しながらつたい歩きというのだろうか。
また、低月齢のころ、私はこれらのサインをあまり感知できませんでした。
排泄回数が多いのをいいことにしょっちゅうトイレに中腰でやり手水(大人が後ろから赤ちゃんの足を抱えて排泄させるスタイル)しまくっていたら腰を壊し、数週間おむつなし育児をおやすみしたくらいです。
私だけでなく、サインがわからない!という声はよく見かけます。
ですが、私はいろいろな親子を見ていて、生まれてから、むしろ生まれる前から一心同体でずっと一緒に過ごして一生懸命お世話して、いっつも子供を見守っているママやパパは、多分我が子の独自の排泄サイン、知っているんじゃないかなと思います。
それは紙おむつだろうと布おむつだろうと関係なく
「あ、うんちするでしょ」
「今おしっこしたでしょ」
と声かけている方のなんと多いこと。
それですよそれー!
それらしい吐息をもらしたり、表情をしていたり、部屋のすみっこに移動したり、片手だけつかまって立っていたりなど。
他にもたくさんの排泄のサインを見つけているんではないでしょうか。
これからおむつなし育児を始めよう、もしくはトイレトレーニングに向けて情報を集めているママさんは、「よし、今日からうちの子の排泄サインを見つけるぞ」と意気込まれるかもしれませんが、気合いを入れると疲れてしまうかもしれないのでナチュラルに、いつも見ている我が子のいつも通りの行動からヒントを得ませんか〜。
「あっうんちしてる!」
と気がついた時点でトイレなりおまるなりにささげればいいのです。
あとは、サインだけでなくタイミングもありますよね。
泣いた時や寝起き、授乳前後、抱っこやおんぶからおろした時
など。
「サイン見つけなきゃ!」
と躍起になるよりタイミングで試してみるというのも気軽かもしれません。
ちなみに我が家の1歳0ヶ月児は、最近あたらしい技を覚えました。
「おしっこしたいときはおまるのふたを開ける」
という行動。
うちではおまるの居場所は特に決まってなくてそのときそのときでいつも適当な場所にある、もしくはすぐ対応できるように次女のそばに置いておくという方法を取っています。
(夫はめっちゃ適当なので「リビングにおまるがあるなんてイヤ!」とは思わないようです。時々おまるの中にメガネや携帯を入れられたりしていますが笑ってますw)
さっき撮ったおまるはメイン写真のような感じ。おもちゃにまみれて置いてあります。
普段、だいたいおむつを外して過ごしている次女ですが、私も取り立てて「いつおしっこするかいつおしっこするか」と見張り続けているわけではありません。
ごく自然にお互い過ごしているのですが、なんとなくふと目があうとき、気配を察知したとき、その時に同時におまるを開けたりひっくり返したりしていれば、そういう時に座らせてみるとほぼ出る。
自分で動けるって素晴らしいな!!!と実感しています。笑
この、「ふと目があう」とか、「なんとなくそろそろ出そうな気配」というのは、おむつなし育児をしながら我が子の排泄と向き合っていると、とーっても鍛えられます。
「この子今夜熱出すかも」
がわかるのと同じ、ママの技ですよね。
これもひとつのサイン。
おむつなし育児の真髄「なるべく気持ち良い自然な排泄をさせてあげようと心を寄せる」ということだけ気をつけて、マニュアルはあまり気にせず、自分たちのスタイルを確立できたら軌道に乗れるのではないでしょうか。